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  • suugakusha

算数と数学2

更新日:2022年10月28日

こんにちは!


今日は雛祭りですね♪

あかりをつけましょ ぼんぼりに〜

お花をあげましょ 桃の花〜


作詞サトウハチローさん 作曲河村光陽さんの1936年に出された

『うれしいひなまつり』

ほんわかしますね〜


この雛祭り、今では新暦の3月3日に行うところがほとんどですが、旧暦の3月3日や新暦の4月3日に行う地域もあることはご存知でしたか?

今でもなのかは分かりませんが、東北や北陸などの雪国では4月に行うところもあるようです。



さて、今日のお話は前回の続きです!


まずは・・・


1〇2〇3〇4〇5〇6〇7〇8〇9=10


「たす」と「ひく」だけではできない理由、気付きましたか?


1〇2〇3〇4〇5〇6〇7〇8〇9=1

これはできます。答えが「11」でもできます。

何が違うのでしょう。



「10」は「偶数」。

「1」や「11」は「奇数」。


ここですね!!


1から9までの和は「45」になります。これは「奇数」です。



授業では、子供たちに「偶数」「奇数」の概念が定着した頃、再度「たす」「ひく」だけで答えが「1」や「10」となる問題を考えさせます。


「なぜ答えが10のときはできないんだろう」

「答えが2とか20でもできないね」

「1や11のときはできる」


結論は急ぎません。低学年への指導の場合、待つことが重要です。



さて、しばらくしたらこんな手助けをします。

「たす」数字と「ひく」数字をそれぞれ集めてみましょう。下のような感じです。


1+2+3+4+5ー6-7+8ー9=1

1+2+3+4+5+8=23

6+7+9=22


23+22=45←1から9までの「和」ですね。

23ー22=1 ←右の答えです。これは「差」にあたります。



他にも様々な問題を用い、いろいろと確かめながら


「偶数と偶数をたしたら偶数。ひいても偶数」

「奇数と奇数をたしたら偶数。ひいても偶数」


「偶数と奇数をたしたら奇数。ひいても奇数」

「奇数と偶数をたしたら奇数。ひいても奇数」


となることに気付かせていきます。


これらのことによって

「2数の和と差の偶奇は一致する」

「だから1から9までのときは、答えが10ではできない」

ことを学んでいくのです。



「たす」「ひく」だけで答えが「1」となる問題は、小2テキストに載せたものですが、「かける」「わる」を含めた小3の問題より、何度も利用します。

小4になった頃にはこんなことにも使います。


上の例以外でも、答えが「1」となるものは必ず「たす」数字と「ひく」数字を集めたものが、それぞれ


「23」と「22」


になっています。


すなわち、そもそも問題を解くとき


「2つの整数の和が45、差が1となる数を考えれば良い」ことに気付きます。



あれ?


これどこかで見たことありませんか?



ではでは、このお話の続きは次回にて♪





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