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suugakusha

算数と数学10

更新日:8月1日

こんにちは!


今日は七夕。

織姫と彦星は天の川を・・


ではなく、


5月、天の川銀河中心にも太陽の400万倍もの質量を持つ「ブラックホール」があることが確認されました!

M87銀河中心の巨大「ブラックホール」(太陽の質量のおよそ65億倍!)の撮影の成功から2例目です。

まだまだ宇宙には人類が解き明かすべき謎がたくさんあります。

ワクワクしますね♪



さてまずは


2020年灘中1日目入試問題から♪


    1 1    ・・・1段目

   1 2 1   ・・・2段目

  1 3 3 1  ・・・3段目

 1 4 6 4 1 ・・・4段目

1 5 10 10 5 1・・・5段目


 上のように数を並べたものがあります。各段の両端の数は1で、2段目以降の両端以外の数は、その数の左上にある数と右上にある数の和になっています。

 この100段目について、その一部(左から2つ、右から6つの数)をかくと、


1 100 ・・・・・・・・・・ 75287520 3921225 161700 4950 100 1


です。また、


11×11=121,11×11×11=1331

11×11×11×11=14641

11×11×11×11×11=161051


です。以上のことを参考にすると、100個の11をかけた数


11×11×・・・11×11

  100個


の下6けたは□です。

 例えば、123456789の下6けたは 456789 です。』


どうでしょう。

なかなかおもしろい問題と思いませんか?


この問題を知識としている子はほとんどいません。

初見でどのように解くか、です。


ヒントは・・・


「算数」と「数学」では、まったく「解き方」が異なります。

が、共通部分である「必ず過去に学んだことを用いて問題はできている」こともはっきりと分かる問題になっています。

その過去に学んだ「何か」に「気付く」ことさえできれば驚くほど簡単。

「気付いてしまえば当たり前のこと」

では、気付けない場合は?


次回「算数」による2つの解答を掲載しますので、できればそこに書いてある通りに読み進め、楽しんでもらえたらと思います。

(この問題は、これから難関中を目指している生徒には、初見で解かせる練習材料としてちょうど良いくらいの問題です。まずは5分以内に解くことを目安に挑戦して欲しいと思います。)


ではしっかりと、「算数」で解いてみてください。


それでは、次回(^^♪



と、終わりではありませんw



さてさて。


今日は中学3年と数学ⅠAの最初の単元「式の展開」のお話を、ほんの少しだけ。


「式の展開」とは


①a(x+y)

=ax+ay


のように、カッコのついた積の形を、カッコをはずしてすべて和の形にすることを言います。


②(a+b)(x+y)

=ax+ay+bx+by


のようになることは


大きな長方形の

たてを aとb

よこを xとyに区切り、

(たてa+bよこx+yの長方形を作り)

4つの長方形に分割したそれぞれの面積が

ax,ay,bx,by

となることにより、理解を促します。

置き換えを使って教える方法もありますが、こんな方法もあるよ、とだけ。

面積の方が本質を理解しやすいです。


③(a-b)(x-y)

=ax-ay-bx+by


などは、①と

中1「正負の数」と「文字式」から


{a+(-b)}{x+(-y)}

=ax+(-ay)+(-bx)+by


とするだけで十分です。

もちろんこれは説明行。

③のように1行で書けるようになるまで練習を繰り返します。


が、ここで


(高校受験のある)一般的な中学では、高校数学になってからとなりますが、

「式の展開」は「必ず」

簡単に「場合の数」を教えてから始めます。


例えば①では

aの1項と、x+yの2項の積なので、結果1×2=2(項)

②では(③も同様)

a+bの2項とx+yの2項の積なので、結果2×2=4(項)

の項が表れる、などを基本とするものです。


「場合の数」の一番の基本である

「樹形図や書き出しによる理解」

「同時に起こりうる場合」は「積の法則」

「同時に起こりえない場合」は「和の法則」

などはここでは既知とします。


本来「場合の数」は、樹形図や書き出しを基本とする、計算はその理由とともに示す、ことが重要なのですが、今回はそれらを省略したものです。

(「場合の数」について更に細かく、詳しくは別の機会に行う予定です。)


次回は、上の灘中の問題の解答(解き方、考え方、何を用いるか)も掲載しますので、最小限の「場合の数」のお話だけになるかと思いますが、よろしくお願いします。



では!


次の更新は、7月21日頃の予定です。


尚、ブログ内の入試問題はすべて使用許諾取得済みです。






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