こんにちは!
今日は七夕。
織姫と彦星は天の川を・・
ではなく、
5月、天の川銀河中心にも太陽の400万倍もの質量を持つ「ブラックホール」があることが確認されました!
M87銀河中心の巨大「ブラックホール」(太陽の質量のおよそ65億倍!)の撮影の成功から2例目です。
まだまだ宇宙には人類が解き明かすべき謎がたくさんあります。
ワクワクしますね♪
さてまずは
2020年灘中1日目入試問題から♪
『
1 1 ・・・1段目
1 2 1 ・・・2段目
1 3 3 1 ・・・3段目
1 4 6 4 1 ・・・4段目
1 5 10 10 5 1・・・5段目
上のように数を並べたものがあります。各段の両端の数は1で、2段目以降の両端以外の数は、その数の左上にある数と右上にある数の和になっています。
この100段目について、その一部(左から2つ、右から6つの数)をかくと、
1 100 ・・・・・・・・・・ 75287520 3921225 161700 4950 100 1
です。また、
11×11=121,11×11×11=1331
11×11×11×11=14641
11×11×11×11×11=161051
です。以上のことを参考にすると、100個の11をかけた数
11×11×・・・11×11
100個
の下6けたは□です。
例えば、123456789の下6けたは 456789 です。』
どうでしょう。
なかなかおもしろい問題と思いませんか?
この問題を知識としている子はほとんどいません。
初見でどのように解くか、です。
ヒントは・・・
「算数」と「数学」では、まったく「解き方」が異なります。
が、共通部分である「必ず過去に学んだことを用いて問題はできている」こともはっきりと分かる問題になっています。
その過去に学んだ「何か」に「気付く」ことさえできれば驚くほど簡単。
「気付いてしまえば当たり前のこと」
では、気付けない場合は?
次回「算数」による2つの解答を掲載しますので、できればそこに書いてある通りに読み進め、楽しんでもらえたらと思います。
(この問題は、これから難関中を目指している生徒には、初見で解かせる練習材料としてちょうど良いくらいの問題です。まずは5分以内に解くことを目安に挑戦して欲しいと思います。)
ではしっかりと、「算数」で解いてみてください。
それでは、次回(^^♪
と、終わりではありませんw
さてさて。
今日は中学3年と数学ⅠAの最初の単元「式の展開」のお話を、ほんの少しだけ。
「式の展開」とは
①a(x+y)
=ax+ay
のように、カッコのついた積の形を、カッコをはずしてすべて和の形にすることを言います。
②(a+b)(x+y)
=ax+ay+bx+by
のようになることは
大きな長方形の
たてを aとb
よこを xとyに区切り、
(たてa+bよこx+yの長方形を作り)
4つの長方形に分割したそれぞれの面積が
ax,ay,bx,by
となることにより、理解を促します。
置き換えを使って教える方法もありますが、こんな方法もあるよ、とだけ。
面積の方が本質を理解しやすいです。
③(a-b)(x-y)
=ax-ay-bx+by
などは、①と
中1「正負の数」と「文字式」から
{a+(-b)}{x+(-y)}
=ax+(-ay)+(-bx)+by
とするだけで十分です。
もちろんこれは説明行。
③のように1行で書けるようになるまで練習を繰り返します。
が、ここで
(高校受験のある)一般的な中学では、高校数学になってからとなりますが、
「式の展開」は「必ず」
簡単に「場合の数」を教えてから始めます。
例えば①では
aの1項と、x+yの2項の積なので、結果1×2=2(項)
②では(③も同様)
a+bの2項とx+yの2項の積なので、結果2×2=4(項)
の項が表れる、などを基本とするものです。
「場合の数」の一番の基本である
「樹形図や書き出しによる理解」
「同時に起こりうる場合」は「積の法則」
「同時に起こりえない場合」は「和の法則」
などはここでは既知とします。
本来「場合の数」は、樹形図や書き出しを基本とする、計算はその理由とともに示す、ことが重要なのですが、今回はそれらを省略したものです。
(「場合の数」について更に細かく、詳しくは別の機会に行う予定です。)
次回は、上の灘中の問題の解答(解き方、考え方、何を用いるか)も掲載しますので、最小限の「場合の数」のお話だけになるかと思いますが、よろしくお願いします。
では!
次の更新は、7月21日頃の予定です。
尚、ブログ内の入試問題はすべて使用許諾取得済みです。
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