今日は、6月29日(木)「特別企画」の問題の「解答・解説」編です。
漢字をあるきまりで数字に置き換えると
算数=84、国語=英語=64、理科=48、社会=20
となります。では「数学」はいくつになるでしょう。
このままでは難しい?
ではヒントです。
算+数=84、算-数=12
社+会=20、社ー会=4
となります。
と言うことは、和差算を用い、
算=(84+12)/2=48
数=(84-12)/2=36
同様に、社=12、会=8ですね。
この問題を見たとき、ひらがなにしたり、ローマ字にしたり、、、数に何かの規則性がないかを考えたりもしたかもしれません。
そして大半の方は、
漢字=画数
も考えたと思います。
これが大正解!
では、
「算」が48、「数」が36
「社」が12、「会」が8
になるような「何か」を見つけてみましょう。
「算数」
の「算」は14画、「数」は13画ですね。
でも、この数字だけで48と36を作るのは難しそうです。
「社会」
の「社」は7画、「会」は6画です。
この数字で12や8を作るには?
う~ん・・・
ここで、漢字には部首がある!と思い付けたら、もう正解に近付いています。
小さな数字の「社会」で考えてみましょう。
「社」の部首は「しめすへん」の4画、「会」の部首は「ひとやね」の2画になっています。
つまり、「社」の総画数は7画、部首は4画
「会」の総画数は6画、部首は2画
もう気付きましたね。
与えられた数字は、
「部首」と「部首以外」の積になっています!
部首の画数をa、総画数をbとしたとき
a×(b-a)を行うと、
「社会」は
「社」=4×(7ー4)=12
「会」=2×(6ー2)= 8
12+8=20
では、「算」と「数」も同じようにしてみます。
「算」=総画数14画、部首は「たけかんむり」の6画。
「数」=総画数13画、部首は「のぶん」の4画。
さてどうでしょう。
「算」=6×(14ー6)=48
「数」=4×(13ー4)=36
48+36=84
できています♪
「英語」「国語」「理科」も同様にできるか、調べてみてください。
さて、では、「数学」はいくつになるのでしょう。
「数」は36と分かっています。
「学」は、総画数8画、部首は「こ」の3画。
「学」=3×(8ー3)=15
36+15=51
「数学」の答えは「51」でした♬
どうでしょう。楽しんでいただけましたか。
今回は、漢字の知識も必要とされたため、難しかったでしょうか。
数學舎のブログには、算数、数学を中心とした、様々な「問い」が投げかけられています。
どうぞご愛読を♪
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